北京の潘家園旧貨市場は三環路の南東にあり、全国最大の中古市場です。毎週木曜日から日曜日まで四日間開放しています。主に文物書画、文房具、焼き物、木造の家具などが扱われていて、三千余りの屋台があります。全国24省からここに集まってきて、屋台を開いていますが、中には少数民族で自分のオリジナル民族特産物を売りに来る人も数多くいます。そのため、扱われているものは食品を除いて、品物が多種多様で、まるで博物館のようだとも言われています。ここは一番安い中古市場として、国内外多数の観光客を集めています。

玉石混淆の骨董マーケット


広大な敷地内に数百軒の骨董商店が並ぶ
唐三彩から遼代の石仏、明清の陶磁器、巨大な硯、宝石、絵画など各店自慢の品揃え。

毎年プロとアマチュアの書道家や画家たちが自分の作品を持ち込んで来ます。値段が比較的安いので、画廊もここに入荷しに来ます。品物はとても豊富で、葦で編んだアンペラから石彫り、木彫りまで、種類は多岐にわたります。市場では古い書画も売られており、特に昔の映画ポスターはその時代を反映する大切な媒介として、収集の対象となっています。

毛沢東の笑顔がステキな石像


ここは相当大きな市場で、隅から隅まで丹念に見ていくと半日以上かかる。古い陶器、民具、植民地があった時代のポスターとか、古文書、チベットの文物、古い家具、画、字が書かれた掛け軸、古いお金、中国人が好きな玉で出来た玉器、仏像、少数民族の衣装。


ここは、雑多な物が並んでだけの市場ではなくて、れっきとした観光地なのである。ここが観光地であることは、外国人が多いことでも分かる。外人と言っても日本人は少ない。どうも白人系の国のガイドブックにはよく紹介されているが、日本のガイドブックでは、あまり大きく取り上げられていないせいかもしれない。そして意外に外国語でも、英語の割合が少ないような気もする。売り子には英語が話せる人もいる。もっとも道端にガラクタを並べている売り手は、とても外国語を話すようには見えない。外国語が出来なくても電卓をたたいて値段のやり取りをしている。

安価な雑貨も多いので、みやげ探しにもちょうどいい。
住所:潘家園路華威里18号
8時30分~18時(土・日曜は4時30分~17時)
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