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北京には、胡同(フートン)張北京民俗博物館というところあります。北京の伝統文化が大好きな人が創設した個人の博物館です。胡同は北京文化の代表で、張は創立者の名字です。そのため、こういう特別な名前が付けられました。

 フートン張博物館は北京市西部の盧溝橋の近くにあります。敷地面積は700平方メートル余りで、中には100枚余りの古い写真のほか、千点以上の北京の伝統芸術品や民俗資料などが展示されています。

 

 博物館に入ったら、北京太鼓のメロディーが聞こえます。目の前に展示されているいろいろな展示物が古い北京のことを伝えてくれます。その中で、最も代表的なのは、北京の古い町の様子を紹介した「北京の味」という展示コーナーです。100メートルあまりのコーナーに、1920年代の北京の下町や市民生活の様子を再現しています。まるで、縮小した町みたいです。

 ここを歩くと、80年も前の北京の下町の雰囲気が味わえます。例えば、今も有名な北京の老舗も多くありますし、それから服装の店や総菜屋さんなどもあります。全部で140余りの店舗があるそうです。それから、昔町を走っていた様々な交通機関や、生き生きとした泥人形など……、本当に面白いです。実は、この「北京の味」という小さい町は、博物館の館長である張毓ジュンさんが一人で作ったものです。今年47歳の張毓ジュン館長は、もともと郵便局で働いていました。でも、北京の伝統文化に惹かれるあまり、すべての財産をつぎ込んでこの博物館を開きました。いろいろな資料を調べ、様々な品物を収集しながら、10年もかかって、張毓ジュン館長はようやくこの「北京の味」を作り上げました。「北京の味」について、張毓ジュン館長は「出来たばかりの時は、そこに置かれたものを見ると、どうしても離れたくないんです。まるで昔の北京に戻ったような気がしました。その中を歩いて歩いて、数え切れないほど回りました。毎回受ける感じが違います。朝、午前中、夜、目の前のフートンはそれぞれ全く違います。本当に美しいと思います。私は、その中に溶け込んでいるような感じが大好きです。」と述べました。

 展示品や、エピソードのほか、ここにはいろいろなおもちゃがあります。1950年代のものが特に多いですが、例えば推鉄環(輪回し)や、空竹(こま回し)、水哨(水笛)などがあります。例えば、推鉄環(輪回し)ですが、細い鉄の棒で、鉄の輪を押しながら走る遊びです。コツはうまく鉄の輪のバランスを取ることです。ちょっと難しいですが、当時男の子に非常に人気のあった遊びです。

 入館者は疲れたら2階に行って京劇を聞いたり、北京の軽食を食べたりすることが出来ます。ここに来たら、1日があっという間に過ぎてしまいます。ここが気に入って、何回も訪れる人も多いそうです。

 実は、フートン張博物館は個人経営なので、運営する上で難しいことが沢山あります。そのため、北京の伝統文化が好きな人々から援助を受けています。自分の家で長年保存していた物を寄付する人もいますし、自分の作品を贈る芸術家もいます。

 北京の人にもっと北京を愛してほしい。

 ほかのところから来た人々に北京を知ってほしい。

 海外の友人に歴史豊かな中国を知ってほしい。


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