燕京八景-蘆溝橋
蘆溝橋が北京の南西約15kmの、豊台区を流れる永定河に架かる石造りのアーチ橋である。

1192年に完成したが、その後度々修復されている。全長は266.5mで、11個のアーチからなる。アーチ一個は11mの大きさで、扁平率0.69の楕円形である。橋の欄干には獅子の彫刻がありそれぞれ異なる表情、姿をしている。総数は501個である。この数を通行人が正確に数えることが困難なことから、数えられないもののたとえとして「盧溝橋の獅子」という言葉もある。

橋のたもとには乾隆帝の筆と伝えられる「盧溝暁月」の石碑がある。皇帝がここで月を見たという事から、現在も中秋の名月の夜には月見に多くの市民が訪れる。
|