今年11月にAPEC会議のメイン会場として開催された懐柔区雁栖湖では冬が訪れ、新たな観光シーズンを迎えている。懐柔区旅行委員会の公開している情報によると、懐柔区は新たに6つの旅行観光コースを設定。慕田峪、紅螺寺といった従来の観光地以外に、APEC会議が開かれた場所や雁栖風情大道、頂秀美泉小鎮といったAPEC関連の商業施設を見学できる内容になっている。
6つのコース、それぞれで特徴が異なるが、同時に雁栖湖のAPEC全景観光、燕城水韵長街、雁栖湖風情大街を楽しむことが出来る。特に遊覧船に乗って湖から雁栖湖APEC全景を臨むツアーが人気であるという。他にもアウトドア派にはトレッキングを楽しみながら金頂山に登ることで、近距離で雁栖湖核心島内外のすべてのAPEC会場の景観が楽しめる仕組みとなっている。いずれも現代建築技術と山水風情が調和する素晴らしい光景だ。
6つのコースにある燕城水韵長街、雁栖風情大道、頂秀美小鎮は、すべて懐柔がAPEC会議の為に建設された商業施設であり、燕城水韵長街は茶馬古道の一部となっており、業者が集まるところであった。また灰色のレンガで作られた四合院式の建物では、懐柔名物のニジマス(虹鳟鱼)宴や満族料理メインの宴など特徴的な料理を楽しめる。更に栗子補、柚子坊など土産物販売も見逃せない。頂秀美泉小鎮は懐柔の特色と欧米風情を合わせた、「プリンセス・シシー」をテーマにしたホテル。12の国のテーマバー通りがあり、ここを訪れる観光客は小鎮専属の[公主号]というミニ列車に乗って童話の世界が楽しめる作りになっている。
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